説明

2025年3/16(日) 門司港グリシェンカフェにて収録のアルタイ山脈讃歌。

全編詠唱すると2時間半に及ぶという讃歌。現在モンゴル国で広く歌われている「アルタイ山脈讃歌」(アルタイマグタール)はモンゴル全土を讃える内容に変化しているが、ボルドーの歌うアルタイハイラハはモンゴル西部に伝わる古いタイプのものと言われる。アルタイ山脈の美しい様子を歌い上げ、褒め称え、そのような姿でいつまでもあることを祈り、願う讃歌である。大晦日の夜に山にのぼり、13の祭壇をつくり、そこで全編詠唱するのだという。逆に夏に全編詠唱することは許されない。それをすると万年雪や氷河が溶け出し、洪水を起こすというのだ。音や言葉を発するとそれと同じ事が起きる考える習慣に基づいている。